自分のために会社を利用する

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初めに伝えたいことは、会社のリソースを自分のために最大限利用すべきだということ。

普段、なんとなくながらこのような感覚を持ってはいないだろうか?

会社が強い立場で、雇われている私たちは弱い立場という感覚を。

何せ「お給料をいただく」という言葉を少し前の世代までは違和感のない言い回しだったのだから。

しかし、私たちは時間と労働力を提供し、その対価として給料という形で報酬を得ている。

本来は対等な立場であるはずなのに、なぜか企業の方が強いという感覚がある。

私が就職活動をしているときは、失敗への恐怖から必死で自分を売り込み、企業の採用担当に選んでもらっているかのような感覚があった。

就職したら人生の大部分を、そうではなくても数年間はその企業で生きていくことになる。

どこに就職したかによってなんとなくヒエラルキーのようなものを感じずにはいられない。

誰も知らない所よりは誰もが知る企業を。そう考えて就職活動をしてしまう人が多い。

私もご多分にもれずその一人だった。しかし、働きだしてからしばらくして、今はその考え方から変わってきている。

会社との関係は弱者と強者の関係ではない。企業は私たちを選ぶことができるし、私たちも企業を選ぶことができる。

もちろん、何も努力することなしにのほほんと生きているだけで良いなどという考えは持ってはいけない。

そういう考えのもとにいるなら、できる限りに今の会社に居られるように必死でしがみつくべきだ。

しかし、私自身はずっと会社に雇われていることが良いことだとは思えない。

時間もお金も、自分の自由にできる部分が少ないからだ。会社からの指示によって生活環境が変わることを受け入れている面では、確かに会社の方が強い立場なのかもしれない。

しかし、それでは自由な人生を過ごすことはできない。

だとしたら、どうするべきか?

より良い待遇で迎えられる場所へ移ることができるように、

もしくは、自分自身で商売をすることができるように、

最初に就職した会社で働きながら準備をするべきだ。

初めのうちは会社に育ててもらい、これ以上得るものがない。もしくは、ここで得たいものを得ることができたと感じたら次の場所へと移る。

このような方針を持って働くのがベストだと思っている。

ここまで、雇われながら働くことをボロクソに書いているが、実は新卒一括採用はとても素晴らしいシステムになっている。

なぜなら、大学でそれなりに勉強した程度で何の実務経験もない子供を、会社がわざわざ時間とお金をかけて育ててくれるからだ。

初めのうちはポテンシャルがあれば良いという理由で、何もできなくても、ひたむきさとやる気があればOKだという風潮がある。

実際には自分自身で稼ぐことができないのに。

そこで、3年程度かけて稼げるように育てながら、少しずつ研修にかけた費用を回収していくことになる。

それ以降の定年までの時間をかけてゆっくりと。

だから会社にとってはコストを回収する前に辞められたら損失になるし、

逆に私たちにとっては十分成長できたと思ったらさっさと環境を変えることが利益になる。

(もちろんそのまま働き続けるという選択肢もある)

日々の研修費用、会社でとっている新聞、時間を使って教えてくれる上司や先輩。その全てに会社のお金がかかっている。

それらを利用しない手はない。

交代で新聞を運ぶ役割があるとしたら、毎日自分が運ぶことでただでその新聞を読むことができる。

どんなにつまらない研修内容でも必要だからあるわけで、業界知識や専門知識を身につけるきっかけにできるかもしれない。

好きな上司やデキる上司はお手本にしたら良いし、嫌いな上司やデキない上司は反面教師としたら良い。

社内でコンペがあったとしたら、自分が出場することで会社の役員を初めとして偉い人たちがただで自分のアイディアに意見をくれる。

ちょっと面倒なことやイヤなことでも見方を変えればこんなに恵まれている環境にいると考えることができる。

もし、何か企画でも任せてもらえるようになれば、大いに自分のやりたいようにやるべきだ。

失敗しても自分の懐が痛むことはない。自分一人ではできないことも会社のリソースを使うことで可能になるかもしれない。

どちらに転んでも悪いことにはならない。

今は雇用の維持や社会保障の維持が難しくなってきている時代。

会社員としての働き方しか知らない状態は危険な状態だと思う。

それ以外の生き方を選択肢として持っておけるように。

より良い待遇の企業へ移ることができるように。

自分自身で仕事を始めることができるように。

できる限り今の会社にあるリソースを自分のために使いまくり、自分の役に立つように動こう。

辛い仕事や眠い朝でイライラしてストレスが溜まるようならなおさら、そんな状態に自分を追い込む会社からできるだけ吸収してやる。

そんな気持ちを持って働くのが良い。

 

 

 

 

 

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