2019年版アニメ「どろろ」がおもしろい

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2019年1月から放送開始した「どろろ」を昨日は1日見て過ごした。

せっかくのGWでたっぷり時間があるというのに、

元号が変わるというスーパーボウルの100倍重要な出来事があった当日なのに、

誰とも遊びに行くわけでもなく、かといって仕事や勉強をするわけでもなく、

本当にダラダラとアニメを見て過ごした。ただ、1日使うだけの価値があったと思う。

それぐらい面白くて現在まで放送されている16話を朝から一気見してしまった。

TVアニメ「どろろ」第4弾アニメPV
公式サイトより

概要・あらすじ

1967年より少年サンデーで連載されていた手塚治虫原作の作品。

諸事情により体を奪われた百鬼丸という男(左)と、旅を共にするどろろ(右)

妖、物の怪、魔物、そんな類の者たちが存在し、それら倒すと百鬼丸の体の一部分が戻る。

原作では48の体が奪われているが今回のアニメ版では11になっている。

左の百鬼丸の目に光がないのも、義眼であることが理由になっている。

ジャンルとしてはハッキリと「これ」と言えるものが思いつかない。

冒険活劇と和風ダークファンタジーを合わせたような印象。

戦国時代の日本で旅をする主人公と出会った人々について描かれている。

乱世で武士たちは天下を目指して戦争に明け暮れる日々であり、その時代に翻弄される人々の描写が多い。

日本で生まれた作品らしく、単なる勧善懲悪物ではない。

物の怪や妖という名前通りのイメージと振る舞いをして悪さをする者がいれば、

人間が悪さをした結果により生まれた妖もいる。

百鬼丸は自分の身を守られるように鍛えられて育ったため、とにかく強い。

それを目にしたどろろが金儲けになると思いついたところから二人の旅が始まるが、

そのうち二人の間に単なる同行者以上の情が生まれて行くことになる。

基本的には百鬼丸の目的は体を取り戻すことなので、妖を見たらとにかく退治しようとする。

が、前述の通り妖も全員が悪さをするわけではなく、人間と共存する者も存在する。

二人が旅をして通りがかった村で妖や事件に遭遇して関わったことで、

必ずしも良い結果に繋がるわけでもないことがなんとも日本で生まれた作品らしくて好きなところ。

時々気分の良くない描写も出てくる。

原作が連載されていたのはなんと50年も前なので、

ノベライズは数回、アニメ化は今回で二度目、舞台公演も現在されており、

ゲーム作品にもなっていたりと数多くのメディアミックス作品が存在している。

見所だと感じる箇所がいくつかあるので紹介。

仄暗い作風

すでに書いてある通り、戦国時代に生きる人々を描いているだけあって

全体的に暗い雰囲気で描かれている。

原作では未完のままだそうだが、雰囲気が暗すぎるため1回目のアニメ化の際には手塚治虫先生がアニメは明るい雰囲気を要望したほどだそうだ。

作者も認めるほどの暗さとのことで、原作は残念ながら読んだことはないが、

今回のアニメではおそらく原作よりもかなりオブラートに包んで表現していると感じる。

だから暗いといっても後で思い出して辛くなってしまうようなことはない。

仄暗い作風としたのはそういう理由。

コマンドーやサメ映画などバカになって見れる映画(失礼)が好きだし、

最近のマーベルヒーローズの映画も好きだが、

たまにはちょっとこういう作品を見るのも良いと思う。

必ずしもハッピーエンドになるわけでもない少し後味の悪い結末がある方が、余韻とでも言ったら良いのかそんな感覚が残る。

どろろと百鬼丸の関係

二人で旅しているだけあって、この二人の関係性に焦点が当てられることが多い。

少しネタバレになってしまうが、どろろは体のいたるところを奪われているため、

最初は見ることも聞くことも話すこともできない。

だから基本的にどろろ→百鬼丸への一方通行なコミュニーケーションになる。

何を言っているかもわからないから百鬼丸から反応が帰ってくるわけもなく、

描写されていないが正直金になるとは言ってもどろろは辛いと思う。

個人的な名シーンは百鬼丸が名前をどろろに教える場面。

ちょうどこんな感じ↓で百鬼丸がどろろの顔を手で触れてから名前を地面に書いて教える。

これまでどろろの話にほとんど無反応(というか聞き取れないし見えない)だったが、

五感が満足に使えない状態でも百鬼丸はどろろの存在をきちんと感じ取っていたことがわかり、

嬉しくなるどろろの表情を見ることができて見ているこっちまで嬉しくなる。

何話だったか忘れたがここは必見。

謎の琵琶法師

道中、時々会うことになる琵琶法師がいる。

琵琶法師とは目が見えないお坊さんで琵琶という楽器を弾いている。

という以上に知っていることがない。

だから実際に存在した琵琶法師と比べておかしなことがあったとしても気にならない。

作中で味付けされたキャラクターが見た人の中のイメージになる。

琵琶法師は良いイメージになった。

一緒に旅をしているわけでもないのに、道すがらあったり、村で会ったりと何かと縁のある人物。

琵琶を背中に担いでいるが中に短い刀が仕込まれていて、百鬼丸と同じく妖と戦うことができる。しかも強い。

妖退治のために戦うことがメインではないものの、琵琶法師があやかし退治しているシーンは妙に好きだ。

なんだかよくわからないけどよく一緒に会う人で、

出てくる言葉に蓄積された人生経験を感じて、助言はするが選択肢を狭めるようなことはしない。

付かず離れずの距離感で百鬼丸のことを見ているという、謎の雰囲気をまとってたこういうキャラクターは、

どんな作品でも人気投票で上位には出なくても嫌いじゃないって人は多いと思う。

まとめ

そんなわけで令和1日目はアニメをみて過ごしました。

似たような作品だとサムライチャンプルーなんかがある。

時間があればみて見ると良い暇つぶしになると思います。

公式サイトより

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