ビットポイントの仮想通貨流出のまとめと20代の若者にとってのチャンス

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リミックスポイントの子会社であるビットポイントから仮想通貨が流出した。

概要とビットポイントの対応、それから20代にとってはセキュリティの分野というチャンスがある

概要

リミックスポイントの子会社であるビットポイントから仮想通貨が流出。被害額は約30億円相当。

日経によれば流出した仮想通貨の内訳はビットコイン15.3億、リップル10.2億、イーサリアム3.3億、ビットコインキャッシュ7000万円、ライトコイン5000万円とされている。

さらに、ビットポイント自身が保有する仮想通貨、海外の取引所からの流出も起こっている。総被害額は約30.2億円、そのうち顧客からの預かり資産は約20.6億円とされる。

リミックスポイント(親会社)のお知らせと対応

①より、7/11夜、ビットポイントジャパンより仮想通貨の送金エラーを検知、仮想通貨の流出が判明。ホットウォレットで管理していた5銘柄が被害を受けた。現在は新規開設を含むビットポイントジャパンのサービスを停止中。

②より、流出相当額の仮想通貨は調達済み。ビットポイントジャパンが取引所のシステムを提供する海外の仮想通貨交換所の一部で流出を確認。

③より、仮想通貨流出の対象者にはしかるべき対応をする。海外の取引所での流出は約2.5億円。

④より、資金決済に関する法律第63条の15第1項に基づく報告徴求命令により、金融庁に報告。

事実関係

ビットポイントジャパンで管理するウォレットサーバーで管理する秘密鍵の窃取・不正使用によると考えている。

これまでの対応

  • 仮想通貨のコールドウォレットへの移動
  • 全サービスの一時停止
  • コールドウォレットからの流出は確認されていないがその残高の監視。
  • ビットポイントジャパンの管理口座への送金しないよう呼びかけ
  • ビットポイントジャパン管理口座へ送金された資金のコールドウォレットへの移動

今後の対応

  • 商用系システムログの調査・分析
  • リモート経路等に関する脆弱性調査
  • ウォレットサーバーのフォレンジック調査
  • ホットウォレット実装における脆弱性調査
  • ブロックチェーン解析
  • 不正流出先の調査および追跡

親会社からのおしらせ一覧

当社子会社における仮想通貨の不正流出に関するお知らせとお詫び(第一報)(7/12)

開示事項の経過)当社子会社における仮想通貨の不正流出に関する お知らせとお詫び(第二報)(7/14)

仮想通貨流出に関する現状報告および今後の対応方針(7/16)

(開示事項の経過)当社子会社における仮想通貨の不正流出に関する お知らせとお詫び(第三報)(7/16)

仮想通貨流出に関する 現状報告および今後の対応方針

仮想通貨・ブロックチェーンへのイメージダウン

フェイスブックのリブラなどは公聴会でかなりやり込められていたそうだ。リブラは法定通貨にペッグするということでまた少し違うかもしれないが、それにしても仮想通貨の流出の事件が後を絶たない。

これではどれだけ技術的に優れていたとしても、世間に広く受け入れられるようにはならない。

日本では高齢者に資産が偏重しているとされるので、本当の意味で仮想通貨が浸透するとした場合、

高齢者が抱えている預金残高、タンス預金、休眠預金といった資金から仮想通貨へシフトしなければならない。

しかし、昔は預けているだけ10年後にはお金が2倍に増えるという時代を過ごしてきた高齢者は、ただでさえ資産の扱いには保守的で慎重な考え方を持つ。

それなのに「またか・・・」と感じるほどに流出事件が続くようでは仮想通貨が広がることは難しいし、元となるブロックチェーンに対するイメージダウンにも繋がる。

セキュリティの重要性

5Gの商用化をはじめとして通信量は増大するとされている。通信量が増えるのであれば、それだけセキュリティの重要性も増すことになる。

個人情報や購買履歴や視聴履歴などの日常生活に関するデータもそうだが、仮想通貨の取引所・交換所を運営する企業はより堅牢なセキュリティリスクにへの対策を取る必要がある。

しかし、仮想通貨を不正に取得しようとする犯罪者にとっては、一度成功してしまえば大金が手に入るチャンスに恵まれる。

流出した金額の全てを手に入れることはできないにしても、一部を換金できるだけでも相当な資産になり得る。何しろ一度の流出で億単位でお金が動くのだから。

コインチェックは480億円程度と規模が大きかったが、今回も35億円。コインチェックと比較して少ないなと感じるような金額でもない。

法定通貨でこれだけの金額が突然盗まれるような事件は起こらない。取引所のシステムは犯罪者にとっての宝の山ではないだろうかと思う。

セキュリティに関する知見・技術が活きる可能性大

仮想通貨の取引所で何度も流出が起こっているので、仮想通貨への信用はなかなか高まらないが、

こうした事件なかなか終わらないと、セキュリティに対する意識が高まり、技術者の価値は上がっていく

そのため、若者はセキュリティに関して勉強することで高い価値を持つ人材になることができる可能性が高い。

もしこの記事を読んでいただいているあなたが若くなかったとしても、人生100年と呼ばれる時代だ。

今後、セキュリティの技術に対する需要は増えることはあっても減ることはあまり考えられない。

そして働く期間は長くなる。第2のキャリアに選ぶのも悪くないのではないだろうか。

個人的には金融とITの知識・経験は全ての人に必須だと考えている。その中でもセキュリティに関する話題は自分の興味の方向性もあるので、今後も追いかけていきたいと考えている。

ニュースクリップ

ビットポイント社長「被害は5万人」仮想通貨流出(日経)

ビットポイント、仮想通貨の流出を報告 被害額は35億円相当(coindesk)

仮想通貨流出は5万人 ビットポイント「被害額は返還」(ITmedia)

ビットポイントジャパン、不正流出後の対応方針を発表「事業継続に支障なし」(みんなの仮想通貨)

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