[映画]裏切りのサーカスを見たけどよくわからない!って人向けの解説記事

この記事は約8分で読めます。

映画 裏切りのサーカスを見たが、内容がイマイチよくわからない。という人向けに各登場人物についてまとめました。

誰がどういう立場で何をしていたか、時系列や場面で分けるよりも、一人一人のキャラクターに焦点を当てて考えた方がわかりやすいと思うのでそのように書きます。

「もぐら」が誰であるか、誰がどのようなことをしていたかよりも、それぞれの登場人物が自身の関係者に対して、

どのように気持ちが揺れ動くのかを想像しながら見ることが一番面白くなると思います。

なので、この記事で各人の動きや立場などを確認した上で、改めて人間関係を見ながらこの時コイツはどう思ってたんだろうか?と思いながら2回目を見直してみてください。

きっと楽しめます。

各登場人物について

コントロール

サーカス(MI6)の幹部を束ねるサーカスチーフ。コントロールというのは会社で言う社長的なポジション。

スマイリーとは仲が良かったが、もぐらがサーカスの幹部の中に「もぐら」と呼ばれるソ連の二重スパイがいることを疑い、スマイリーにも秘密にしたままプリドーに調査をさせようとしていた。

プリドーにハンガリーに潜入するよう指示したが、プリドーは殺害されてしまったため、責任をとって辞職する。辞職後は死亡。

スマイリー

ゲイリーオールドマンが演じる本作の主人公。サーカスの幹部であり、コントロールの右腕のような存在だった。

ハンガリーに潜入したプリドーが殺害されたことで責任をとって辞任させられることとなったが、レイコンによって「もぐら」が誰であるか調査することになった。

アンと言う名の妻がいるが、作中では留守にしており、帰りを待っている。

カーラとは以前に一度会ったことがある。スターリンが失脚した後、東側の工作員を西側に寝返らせる仕事をしていた。

カーラもそのうちの一人だったが、彼にだけは情が湧いて任務ではありながら死が待つ祖国への帰還を本気で止めようとしていた。

その際にアンからプレゼントされたライターをカーラに渡した。

ヘイドン

コントロールが探っていた「もぐら」本人。

西側の体制に失望し、東側を選んだことで二重スパイとなった。

プリドーとは男同士の単なる友情を超えた間柄で親密な関係だった。

また、サーカスないので女性職員にちょっかいを出すなど、バイセクシャルでもある。

「ウィッチクラフト作戦」を隠れ蓑にして、嘘を交えた東側の情報をサーカスにもたらす陰で、サーカス内の機密情報を東側に伝えていた。

スマイリーの判断を曇らせるためにアンに近づき、不倫関係となった。

エスタヘイス

サーカス幹部。「ウィッチクラフト作戦」には参加していたが、立場はサーカス幹部内では強い方ではなく、パシリのような扱いを受けていた。

ブランド

「ウィッチクラフト作戦」に参加していたサーカス幹部。映画ではアレリンとともに行動することが多い。

「ウィッチクラフト作戦」ではサーカス内の情報を盗み出していた。

作中の序盤、作戦についてレイコンから質問を受けた時も、「最前線で戦っているのは我々だ。」と強弁し、

本気で「ウィッチクラフト作戦」がサーカス、英国、西側にとって有益なものであると信じていた。

保管庫からギラムが情報を盗み出す際、通話中に流れていた歌を口ずさむなどしてギラムに対して圧をかけていた。

アレリン

「ウィッチクラフト作戦」に参加していたサーカス幹部。

コントロールとは折り合いが悪く、公衆の面前で怒鳴られることなどがあり、彼のことをよく思っていなかった。

コントロールの辞職後は後任のコントロールとなり、サーカスを指揮する立場となる。「ウィッチクラフト作戦」ではサーカス内の情報を盗み出していた。

プリドー殺害の責任をとって辞職する際、「力になれず申し訳ない」と心にもないことをコントロールに対して言ってのけた場面は彼の見せ場だと思う。

目の上のタンコブだったコントロールが失脚し、その後釜となってサーカスのトップに君臨し、我が世の春を謳歌していた。

しかし、スマイリーの調査によって「もぐら」と「ウィッチクラフト作戦」での情報漏洩が発覚したことで、最終的には重大な背信行為として尋問を受け、憔悴した姿がラストに映される。

ブランドと同様、国のためを思って進めていた「ウィッチクラフト作戦」が「もぐら」によって情報漏洩の温床にされていたこと。

コントロールになることができるもすぐにその立場を追われたことなど、

被害者ではありながら作中の振る舞いからもわかる傲慢さによって、サーカス内での立場をなくすことになる。

早い話が自業自得。

プリドー

サーカス職員。コントロールから「もぐら」が誰であるかを調査するよう命じられる。

ハンガリーに潜入した際、銃撃を受けて殺害されたことになっていた。

実際には一命を取り留めており、ソ連職員によって拷問を含めた尋問を受けていた。

カーラによる拷問も受け、最終的には情報を漏らしてしまう。プリドー自身は西側の情報網を担う人員が逃げられるように限界まで耐えていたと思っていた。

しかし、スマイリーによって西側の情報網が全滅したことを知らされる。

ヘイドンとはお互いに好き合う関係だった。ヘイドンはバイセクシャルであったが、プリドーがどうだったかは描写されていない。

帰国後、フランス語の講師として働いていた。

その学校に在籍する少年ローチと心を通わせる奇妙な関係になり、車を運転させてあげるなど目をかけるようになる。

学校に訪れたスマイリーを見てローチを呼び、スマイリーの人となりからどのような人物であるか推察するなど観察眼を鍛えられるように指導していたフシも見られる。

最終的にはローチとは距離を取った。自分を気にかけていたローチに対して、スマイリーからもたらされた情報に動揺した結果なのか、

諜報員としての可能性を持つローチを遠ざけたのか、ヘイドンを殺害する自分から遠ざけたのか、明言されてない。

ヘイドンが「もぐら」であることが明らかになった後、数日後にソ連に送られるヘイドンを銃殺する。

カーラ

ソ連の諜報員。スマイリーとはあったことがあり、ソ連へ帰国するための飛行機を待つまでの間、

1晩かけてスマイリーの説得を聞くが、結局ソ連に帰国した。

「どっちの体制(西も東も)も同じだろ?」というスマイリーの言葉に言い返すことなく、心が傾きかけたように思われる。

その時にスマイリーから渡されたライターをずっと持っており、スマイリーに対してただならぬ感情を持っていた。

ヘイドン、プリヤコフを通じて米国の機密情報をサーカスから盗み出していた東側の黒幕。

スマイリーの判断を曇らせる+嫌がらせの意味もあったのかヘイドンをアンの愛人となるよう差し向けたのかもしれない。

ギラム

ドクター・ストレンジでも有名なベネディクト・カンバーバッチが演じるサーカス職員。リッキーの上司。

「もぐら」調査のためにスマイリーに指名されて協力していた。

リッキーから送られた二重スパイに関する電報の記録を盗み出す際、「俺の名前は出すな」とスマイリーからクギを刺されたり、

リッキーが国内に戻っていることをスマイリーから知らされていなかったりと、ヒドイ扱いを受けている。

リッキーの帰国を知らされていないことや、ブランドから監視されていることを暗に知らされたことから一度は調査から抜けたいと申し出るが、

スマイリーからカーラとのやりとりを含めた説得を受け、以前にも増してスマイリーに付き従うようになる。

リッキー

インセプションでイームスを演じたトム・ハーディが演じるサーカス職員。暗殺の実行を担うなどいわゆる「汚れ仕事」を担う人物。

任務で潜入していた先でイリーナと出会い恋人になる。

イリーナから亡命を交換条件に二重スパイに関する情報を持ちかけられる。

しかし、その情報が「もぐら」本人に漏れてしまい、東側へ伝わる。その結果、潜入先の職員、その潜入任務での調査対象が殺され、イリーナも連れ去られる。

その後は「もぐら」の情報を持つ人間として東側から追われ、西側の職員を殺し、東側に寝返った裏切り者としてサーカスからも追われる立場となる。

イリーナと自分の身の安全のために「もぐら」に関する情報を電話ボックスから直接レイコンに伝えたことから、スマイリーが調査をするきっかけを作る。

その後は隠れながらスマイリーの自宅に潜り込み、助けを請う。

アン

スマイリーの妻。作中ではラストシーンの出演のみ。

外に愛人を作って出て行ってしまい、その度にスマイリーが傷つく原因となっているが、ラストシーンで帰ってくる。

プリヤコフ

英国内で行われる「ウィッチクラフト作戦」に参加するソ連職員。西側に寝返ったふりをして、

ソ連の偽の情報をサーカスに渡すその陰でヘイドンから米国の機密情報を受け取っていた。

イリーナ

「もぐら」に関する情報をリッキーに持ちかけたソ連職員の妻。

リッキーと恋仲になる。

当初、リッキーの情報の扱い方によって身に危険が及ぶことを心配しており、情報の詳細までは明かさなかったが、結局はリッキーに「もぐら」の情報を打ち明ける。

その後、リッキーは手柄を上げたいという思いから二重スパイがいるかもしれないサーカス内に向けて「二重スパイに関する情報」と電報を打ってしまう。

その結果、イリーナは連れ去られた後、銃殺されてしまう。

イリーナの不安が的中することとなってしまった。

ラストシーン、「ラ・メール」が流れる中で、イリーナを待つリッキーの姿が映るが、すでに殺されているため、イリーナが現れることはないという哀愁漂う結末になった。

コニー

元サーカス職員。

ポリヤコフが映る映像から軍人であることを見抜いたり、「もぐら」がいるという可能性を伝えるなど実力のある人物だったが、

保身と「ウィッチクラフト作戦」の継続のためにブランドとアレリンによって握りつぶされてしまう。結果的にサーカスを辞職することとなった。

ローチ

プリドーが帰国した後に講師として在籍した学校に編入してきた少年。内向的な少年だが、プリドーとは年齢差があるが時々話す関係になる。

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