一生独身+平均年収を維持できるなら、真面目に働いていれば資産形成は必要なし。

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以前、独身の一人暮らしで生活していく場合、一生にいくら必要か?という記事を書いた。

一人暮らしの平均的な生活は約17万円であり、平均寿命である81歳まで生きたとすると、

ずっと独身でいる男性なら約1億と1300万円が必要だという結果だった。

これで必要な金額がいくらなのかは明らかになった。

しかし、その金額を準備するためにはどうすれば良いだろうか?

普通に働いているだけでは足りるならそれでも良い。

しかし、もしそれで足りない場合は何か対策を考える必要がある。

そこで、今回は独身の男性が一生で必要なお金を十分に用意することができるのか?

という事について考える。

平均年収は441万円、手取りは344万円。

国税庁のサイトには平均年収が掲載されている。

国税庁が毎年行っている調査結果をもとに掲載されているのだが、

それによれば、平均年収は441万円となっている。

毎月の金額に直すと、37万円ほどの収入となる。

(夏と冬のボーナスも含まれているので、実際にはもう少し少ない。)

冒頭に紹介した記事には、独身一人暮らしの場合には毎月16万円ほどの収入が必要と書いた。

しかし、実際には毎月の収入が37万円あるので、これなら全然足りるじゃん。

と一瞬思ってしまうかもしれないが、まだわからない。

なぜなら、平均寿命は男性の場合81歳だが、81歳まで働き続けることは難しいことが理由にある。

次に、平均年収は42歳の人物のものであり、それ以前の20代の段階ではこれよりも年収が低い期間が長いことがある。

(逆に40代以降も年功序列で給料が上がる可能性もある)

さらに、平均年収である441万円から税金が差し引かれてしまうということがある。

年収441万円の場合、税金や社会保険料などを差し引くと手取り金額は約334万円。

毎月の金額に直せば29万円ほどになる。

23歳から平均年収440万円を維持できれば資産形成は不要。

1つ前の項目では、平均年収は441万円であり、税金や社会保険料を差し引いた後の手取りが29万円程度になることを確認した。

この状況でも、一人で生きていく分には十分な金額になっているように思うが、

もう少し考えるべきことがある。65歳以降、定年を迎えた後のことだ。

65歳から男性の平均寿命である81歳までは16年間、毎月の生活費は17万円なので、

17万円×12ヶ月×16年=3264万円が必要になる。

この3264万円を現役で働いているうちに貯めなければならない。

23歳から65歳まで現役で働くとすると

3264万円÷16年÷12ヶ月=6.3

つまり毎月6万円程度の貯金が必要になる。

実は、年金を受け取ることができればこの貯金はもう少し楽になる。

しかし、あなたは老後の生活において、年金をあてにしているだろうか?

このように質問すると、大抵の人は「あてにしていない」と回答する。

実際、本当にもらえなくなるようなことが起こらないように信じたいが、

社会保障制度を維持するには厳しい状況にあるのは間違いなく、

完全になくなることはなかったとしても、給付額が小さくなる可能性はかなり高い。

今回は、最悪の事態を想定して、年金制度が崩壊し、年金を受け取ることができなくなったと仮定するが、

毎月の手取りは29万円。そこから生活費である17万円を差し引くと残りは12万円になる。

毎月貯金しなければならない6万円を差し引いてもさらに6万円が残る事になる。

という事で、結論としては以下の条件を満たせば特に資産形成のための対策は必要なく、問題なく生きていくことができる。

  1. 23歳から65歳まで平均年収である441万円を維持する
  2. 子供や妻などの家族は持たず、81歳で寿命を全うする

まとめると、平均的な年収を得ることができてずっと一人暮らしで生活していく、

いわゆる「独身貴族」的なライフスタイルを目指すのであれば、取り立てて資産形成に取り組む必要はない。

普通に働いて、普通に貯金し、余った数万円で遊びや趣味にお金と時間を使うことができると言う結論になる。

しかし、ここまで書いてきた上でこんなことを言うのもどうかとは思うがこんなのありえない。

23歳から年収441万円を実現するのは難しいし、男女問わず結婚したい人は少なくないだろう。

全ての人に当てはまる人生設計は存在しないが、それにしてもこんな人生は尖りすぎている。

望めばこのような人生を送ることはできるが、正直なところ私は遠慮したい。

それでも存在するリスク

前の項目の最後で全否定してしまったが、

ざっくり言えば23歳から65歳まで毎月6万円の貯金ができれば、不自由なく生きていくことはできるし、一人で生きていくという人生も選択肢としては存在する。

しかし、それでも万全だとは言えない。まだいくつかの点で考えなければならないことがある。

1つは病気やケガのリスク。

人間、仕事や職場は選ぶことができるが、病気やケガについては自分でコントロールすることはできない。

病院にお世話になると、医療費や入院費が必要になる上に、その間は働いてお金を稼ぐことができない。

人生設計に大きな狂いが生じてしまう事になる。

2つ目は、解雇されるリスク。

経済界のトップが終身雇用の維持はできないと言ってしまっている。

もともとそんなものは存在しておらず、雇用習慣として定年まで働く人がいた。というだけのことなので、文句の言いようもない。

しかし、実際にこのような目に遭ってしまった場合、若い間ならまだ他に働き口が見つかるかもしれないが、

中年以降になると雇ってもらうことができるかどうかはわからない。

また雇われたとしても以前と同じ条件とは限らない。

他にもリスクは存在するため、やはりできる限りの準備はしておきたい。

無理にする必要はないのだが、資産形成に取り組んで損はないと考えている。

参考

平成30年分民間給与実態統計調査結果について(国税庁)

 

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