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機動戦士ガンダム 水星の魔女 第二話 呪いのモビルスーツ 感想・考察

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第二話の感想です。レディ・プロスペラの目的やアーシアン・スペーシアンの確執、運び屋の女性など、いろいろと気になる点が多かったですね。

レディ・プロスペラ

スレッタの母親? 仮面をつけており、シン・セー開発後者CEOです。エアリアルがガンダムではないかを問う審問会に召還されました。エアリアルについての説明はかなり苦しかったですが、総裁が「私がガンダムと決めた」という筋が通らない裁定をしない限り押し通せていそうだった屁理屈の使い手です。自信満々な態度が素晴らしいです。あれもCEOに求められる資質なんでしょうか。

また、審問会の前にジェタークCEOであるヴィム・ジェタークと会って根回しをしていました。流石に審問会の流れは部が悪いだろうことを見越して援護を求めるためと思われます。

※ヴィム・ジェタークは第一話でスレッタが決闘で倒したグエル・ジェタークの父親です。

ただし、「総裁との間はとり持つことはしない」というヴィムの言葉に対して、「そちらが私に頼むのです」という発言から、何かしらジェタークの弱みのようなものを握っているのかもしれません。審問会では右手の義手を投げて渡していたので、あれが援護をしろというサインとともに何か弱みのようなものの物証に近いものなのでしょうか。ちなみに、会話の内容から初対面ではないようです。

エリクト・サマヤの母親のエルノラ・サマヤと声優が同じですね。それに右腕の義手は、接合部がエルノラと同じ形状をしていました。いろいろと共通点はあるものの、GUND FORMATがあるので同一人物かは未確定だと思います。何ならプロローグに登場していたカルド・ナボ博士とかもあるかもしれません。正体が気になります。

ところで、ミオリネが乱入したことでエアリアルの廃棄は免れましたが、乱入しなかったら別の策があったのでしょうか?それに審問会を開く前に廃棄される危険性もありました。アスティカシア学園にスレッタとエアリアルを向かわせた目的は不明瞭ですが、ミオリネとの婚約権を獲得するにしろ、エアリアル(ガンダム)を事実上認めさせるにしろ、綱渡りだったように思います。

 

エアリアルの処遇

レディ・プロスペラがドローン技術と言い張っていましたが、公式サイトに思いっきりガンダムと書いてあるのでガンダムなんでしょうね。

エアリアルに自我的なものがあるのかはわかりませんが、自身の処遇が自身の知らないところで勝手に決められていくのは怖いものです。ともあれ廃棄処分は一時的に免れ、決闘にて決めることになりました。

スレッタはGUND FORMATを使っている?

食事をしているときに泣いていましたが、現在の境遇の辛さというよりは、ご飯の美味しさに感動していたように見えました。

また、よく噛んで食べていましたが、飲み込んでいるようには見えませんでしたね。喉元を何回か写していたのでそのような印象を与える意図もあるのかな?と思いました。

飲み物を飲むときも喉の動きがなかったので、食道とは異なる体内組織があるのか、飲み込むのに喉を動かす必要がないのか、ともあれGUND FORMATで体のつくりが純粋な人間ではない可能性もあるのかもしれません。エアリアルと同じく、営倉?に籠っている間に自身の処遇が決められていて不遇です。

エアリアルを動かしている際、データストームは検知されていないとのことでした。プロローグに出ていたエリクトは青色の模様が顔に出ていましたが、エアリアルの操縦中はコクピットの描写がありませんでした。青色の模様だったのか、そもそも模様が出ていなかったのかどうなんでしょうか。

プロローグではエリクトの父親であるナディム・サマヤがビットを動かすときにパーメットスコア4と確か言っていた気がします。エアリアルでも同じパーメットスコアになっているのではないかなと思うのですが。

今頃気づいたのですが、スレッタの髪留めはエルノラがつけていたものと同じですね。もらったのか、体につけることができる端末なのか、意味があるのでしょうか?

ベネリットグループ

審問会の様子を見るに、一枚岩ではないというか各社思惑は様々と言った印象でした。

当初、エアリアルの廃棄を前提に話を進めていたはずだったと思います。その流れである間はほとんどの企業からは発言がありませんでしたが、ミオリネの乱入とヴィム・ジェタークの提案によってエアリアルが廃棄されない方向に流れた途端、技術情報が欲しい旨の発言に始まり議論が紛糾し始めました。

しかもレディ・プロスペラはエアリアルの技術情報を喜んで提供するという反応です。取引企業の多さも含めて、シン・セー開発公社はどんどん他企業との関係性を広げたいのでしょうか。

ジェターク親子

グエルは第3話でリベンジの機会を得ることができました。次回は「グエルのプライド」というタイトルなので、決闘での強さを見せてくれるか、負けても今回のように決闘は無効とはしない漢気を見せてくれそうに思います。

今の所、子供の視点としては父親であるデリング・レンブランに振り回されているミオリネと、

ヴィムの意向によって総裁の娘との婚約と、決闘によるモビルスーツのプロモーション、ひいては学園内での企業間代理戦争の責任を負っているグエルの2人が印象的です。

ミオリネはそもそもデリングとの関係が良くないですし、デリングはその状況に改善の必要性は感じていないように見えます。

グエルは自分に課せられている役割には不満はなさそうではあるものの、「決闘は無効にしてやる」というヴィムの発言で悔しそうな表情になっていたので、決闘に対する臨み方には芯がありそうです。

アーシアンとスペーシアン

アーシアンは弱く、スペーシアンは強い立場にいるようです。ニカ・ナナウラが学生手帳(スマホ)を返却された時のやり取りや、食事の際のやり取りから明らかだと思います。

アスティカシア学園では、ベネリットグループ内のどの企業から推薦されたかによって学園内での立ち位置が決まるようです。

ナナウラという名前があるので、父母のどちらかは先祖を日本に持つのでしょうか。このまま温厚な人物として描き切るのか、メカニックの技術を駆使して何か行動を起こすのか、動向が気になります。

プロローグでは、アーシアンとスペーシアンのそれぞれに議論してほしい政策についてアンケート結果が映像で描かれていましたが、関心の方向性はかなり異なっているようでした。技術力や経済力の強さがそもそも異なるのでしょうか?

運び屋の女性

プロローグか、第一話でミオリネが地球に行く際の合流地点に来なかったため、様子を見に来たとのことでした。ミオリネが名前を呼ばれた際にたまたま通りかかったことで見つけることができたようです。

結局、今回はミオリネが地球ではなく父親のデリング・レンブランのところへ行く決断をしています。ベネリットグループ総裁の娘に恩を売っておいた方が良いという打算と、「新しいルールが必要」という先見を持って動いているようです。

新しくないルールは十中八九デリングのことだと思いますが、新しいルールとはミオリネのことなのでしょうか?

作中の親世代の登場人物はほぼ商人ですが、どちらかというとエスタブリッシュメント的な扱いにあります。その中でもこの運び屋の女性はより商魂逞しい商人の立ち位置だと思います。

ベネリットグループと関わりはそれないにありそうではあるものの、そもそもどうやってミオリネに接触したのか、デリングはそのことを知っているのかなど、いろいろと気になります。

感想

今の所、レディ・プロスペラの目的は復讐か医療技術としてのGUND FORMATの浸透のどちらかではないかと思いました。

医療技術としての拡大であれば、エアリアルを使って兵器としての有用性と、GUNDARMの危険性がないことの証明をする。後々ガンダムということは知れ渡ってしまうものの、ベネリットグループ内では低い順位につけつつ、目立たずに多企業にガンダム、もといGUND FORMATを渡して実用させておくことで、事実上問題なく運用できていることを証明し、正式にGUND FORMATを認めさせる。。。という感じでしょうか。

復讐が目的であれば、ベネリットグループの後釜は学園で正攻法で狙いつつ、ガンダムの浸透は前述の内容と同様に行う。最後はレンブラン家を狙う、もしくはベネリットグループを壊す、もっと言えば医療技術としての可能性に目を向けなかった世界中の人々へ攻撃するため、GUND ARMにバックドア的なものを仕込んでおき、十分にガンダムが浸透した後で一斉に権限を奪取、攻撃を開始する。。。

もしくは、、GUND FORMATが危険なものとしか見なされないので不貞腐れてその側面を実は強くしておいて、ガンダムが浸透した後は権限を奪取する代わりに、何かの合図でパイロットへの負担を強いてベネリットグループ各企業のパイロットを疲弊させる。各企業の武力が弱まったところで正面から攻撃していく。。。という感じでしょうか。

この2つの目的が両立することもありそうかなと思います。エルノラとカルド・ナボ博士が二人とも存命しているのであれば、エルノラは前者、カルド・ナボは後者として動く。スレッタを筆頭に学生たちは、復讐には協力しないために戦い始めるとかでしょうか。何となく、どんな展開でもグエルはスレッタに協力的になってくれそうな気がします。

親子の関係はミオリネ、グエルはすでに見えつつあります。その他の決闘委員会メンバーはまだこれからですね。スレッタは復讐と医療技術の拡大という親の都合に振り回されつつ、ガンダム(スレッタとしてはエアリアル)をどう使うかは自分が決めることで親からの自立を描く流れを想像しています。

 

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