ACCESS VBAを学習しています。
今回はVBAを使ったWindowsのユーザ名取得方法について学びます。
この記事では、使い方と使用例を掲載しています。
使い方については、よく使う部分だけを抜粋してご紹介しています。
詳細は公式のドキュメントをご覧ください。
説明・パラメータ
Environ関数を用いてWindowsのユーザ名を取得することができます。
書式
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Private Sub [関数名]() #[変数]を用意 Dim [変数] As Variant #[変数]にEnviron関数でユーザ名を代入 [変数]= Environ("USERNAME") #イミディエイトウインドウに[変数]の値を表示 Debug.Print [変数] #メッセージボックスに[変数]の値を表示 MsgBox ([変数]) End Sub |
オペレーティングシステムの環境変数に紐づけられている文字列を返します。
ちなみに、Macでは使うことができません。WindowsのPC限定になります。
→ACCESSでユーザ認証を行う
パラメータ:envstring
省略可能です。環境変数の名前を含む文字列式です。
“USERNAME”を指定するとユーザ名が、
“PATH”を指定すると環境変数が返されます。
使用例(コード)
Windowsのユーザ名を取得
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Private Sub Get_UserName() #変数userをvariant型で準備 Dim user As Variant #変数userにEnviron関数でユーザ名を代入 user = Environ("USERNAME") #user = Environ("Path")とすると、環境変数を代入できる #イミディエイトウインドウに表示(デバッグ用) Debug.Print user #メッセージボックスに変数userの内容を表示 MsgBox (user) End Sub |
userという名前の変数を最初に用意しています。Variant型はどのような型のデータでも代入することができます。
Environ関数でユーザ名を変数userに代入し、イミディエイトウインドウとメッセージボックスで表示させています。
→ACCESSでユーザ認証を行う
参考
公式ドキュメントです。
ACCESSの記事を一覧にしています。ACCESS VBAの正式な情報は公式ドキュメントを読むべきですが、このサイトでは実際に使う場面を想定して紹介しているので、公式ドキュメントと併せて読んでいただくと理解が深まると思います。
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