Excelに文字を入力する際、いちいちマウスでダブルクリックしてから入力モードに切り替えていませんか?
それが面倒だと感じたことはないでしょうか?
そんな方に向けたExcelの入力にかんするショートカットをこの記事でまとめます。
Excelは誰もが使う便利なツールですが、
どれだけショートカットを知っているかによって、
作業スピードが圧倒的に変わります。
今回は、マウスを使わずにセルに入力する方法をまとめます。
F2で編集モードに切り替える
既に値が入力されているセルには、
F2ボタンを押すことで文末にカーソルが発生し、編集することができます。
こちらの画像のようにカーソルがセルの文末に現れます。
これで、すでに文字が入力されているセルを編集したいときには、
いちいちダブルクリックするのではなく、素早く入力することができるようになりました。
ですが、カーソルが一番後ろに来てしまうので、
セル内の先頭を編集したいときには結局クリックしたり方向キーで←を連打することになりかねません。
F2で編集することができるようになっただけでは、あまり作業スピードは速くならないので、
関連するショートカットも一緒にまとめます。
homeで文頭に移動
F2を押すと、セルに入力されている値の末尾にカーソルが発生します。
セルの先頭を編集したい場合には、
Homeを入力することでセルの先頭に移動することができます。
このようにセルの先頭にカーソルが移動しました。
ただ、これには結局操作が2回必要なので、ダブルクリックの方が良いと考える方もいるかもしれません。
しかし、マウスに持ち替える動作、タッチパッドへ手を動かす必要がなくなります。
endで文末に移動
endを入力すると、セルの文末にカーソルを移動させることができます。
すでに文字を入力しているセルの後ろに追加で入力したい時、
そんなつもりはなかったのにEnterで下のセルに移ってしまった時などに、
F2と組み合わせて使うことで重宝します。
作業スピードが早くなる点もありますが、
いちいちマウスに持ち替えるという面倒な動きをしなくてもよくなります。
deleteで次の文字を削除
バックスペースを押すと、前の文字を削除することができます。
一方でdeleteを入力すると、次の文字を削除することができます。
今まで、文末をダブルクリックしたり、
方向キーの右を連打してからバックスペースで削除していませんでしたか?
deleteを知っていれば、そうした煩わしい操作をなくすことができます。
Alt+Enterでセル内改行
Altを押したままEnterを入力するとセル内で改行することができます。
セルの中で改行をしたい。
でもEnterを押してしまうと一つ下のセルに移ってしまう。
そんなもどかしいこともこれで無くなります。
その他
セルに入力するときには3種類のモードがあります。
- 入力モード
- 編集モード
- 参照モード
この3つです。
空白のセルに新しく値を入力するときは、
入力モードと呼ばれます。
既に値が入力されているセルに入力するときには、
編集モードと呼ばれます。
関数の入力中にセル範囲を指定するときには、
参照モードと呼ばれます。
ウインドウの左下に参照モードと表示されています。
まとめ 常にキーボードに手を置いている状態を目指す
エクセルのショートカットには、様々な機能が盛り込まれています。
セルの書式設定やシートに関する操作、名前を付けて保存、PDF形式に変換するといったファイル操作まで含めて素早くできるようになります。
単に入力などが早くなるわけではなく、マウスに持ち替えたり、タッチパッドまで手を動かすといった、
地味ですが積み重なると意外と時間を取とられる動作がなくなることでより操作が早くなります。
職場で同僚や先輩がマウスを使わずに、ショートカットを活用して手際よく操作しているところを見るとちょっとすごいと思いますよね。
PCでの作業中、面倒だと思ったときに都度調べるのが一番覚えやすいですが、
ふとした時にショートカット集を眺めていると「これは使えそう」というものが見つかることも多いです。
ショートカットに関する本を1冊用意しておいて損はありません。
こういう時に、いちいち本を買ってしまうと、お金がかかりますし場所も取ってしまいます。
そこでKindle Unlimitedの活用をお勧めします。
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ちょっと本を読んで調べ物をしてみたいと思うときに向いています。
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ちょっとしたときに眺めてみるのはいかがでしょうか?
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