pythonのライブラリの一つであるfoliumを利用することで、
緯度と経度さえわかればとても簡単にその周辺の地図を表示することができます。
備忘録として、foliumuを使った地図の表示をするための方法を記載します。
ライブラリ:foliumをインストール
まずは下準備として、foliumをインストールします。
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pip install folium |
しかし、foliumをインストールするにあたって必要なライブラリがあります。
インストールの際、エラーが発生した場合はエラーの中に以下のライブラリ名がないか確認してみてください。
foliumをインストールするにあたって必要なライブラリがありますが、
それらがインストールできていない可能性があるので、
以下のコマンドでそれぞれ入手しておきましょう。
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pip install numpy |
- numpy
- jinja2
- requests
- branca
- MarkupSafe
- certifi
- chardet
- urllib3
- idna
- six
東京駅周辺の地図を表示する
ライブラリのインストールが完了したら、さっそく東京駅周辺の地図を表示してみましょう。
以下のコードを書いて実行します。
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import folium tokyoeki = folium.Map(location=[35.681236,139.767125], zoom_start=16) #tokyoekiという変数にfolium.Map(~)の構文内で東京駅の緯度と経度を指定しています。 #Zoom_startで地図を表示する際の拡大縮小を操作できます。 folium.Marker([35.681236,139.767125],tooltip="東京駅").add_to(tokyoeki) #folium.Marker(~)の構文で東京駅の緯度と経度を指定して、地図上にプロットしています。 tokyoeki.save("tokyoeki.html") #tokyoeki.htmlというファイル名でHTMLファイルとして保存しています。 |
実行すると、HTMLファイルが作成されます。
こちらを開くと東京駅周辺の地図が表示されます。
初めてこれを実行してうまくいったときは、
たった4行のコードでこんなに簡単に地図が表示できるのかと感動しました。
最近、だんだんとPythonが面白くなってきています。
参考
今回、foliumを使って東京駅周辺の地図を表示するにあたり、
参考にした書籍をご紹介します。
Python2年生 スクレイピングのしくみ
表紙からわかるように、初学者にとってわかりやすいように非常にやさしく書かれています。
実際にPythonで身近なことと関係のあることで何かやってみたいと考えたときの、
第二歩目として適していると思います。
紙面も多すぎず少なすぎず適度な量となっています。
folium以外にも、pandas、BeautifulSoup、matplotlibなどのライブラリの勉強もできます。
ちなみに、こういった実際にコードを書きながら勉強できるテキストは、電子書籍をお勧めしています。
紙の本で購入すると、自宅では置き場所が必要になりますし、持ち運びしたいときもせいぜい数冊程度になりますが、
電子書籍であれば何冊でも同時に持ち運び、必要なときに必要な書籍を確認することができるからです。
Kindleを読むためには、Kindle端末とFireタブレット、スマホかPCにアプリをインストールのどれかになりますが、今回ご紹介した書籍を読むならタブレットかPCにアプリをインストールするのがお勧めです。
Kindle端末はビジネス書を読むのに適していますが、経験上、紙面の大きな書籍や固定レイアウトの書籍はFireタブレットやPCの方が見やすいです。
ちなみに、電子書籍を見るならKindle Unlimitedは外せません。
月額1000円で、Unlimited対象の本なら何冊でも読み放題になります。
直近発売された本は対象になっていないこともありますが、入門書や数か月前の専門書、名著として紹介される書籍も大量に扱っているので、使わない手はありません。
もちろん私も登録しています。
公式ドキュメント
英語で書かれていますが、コードの部分は明示されていてわかりやすいです。
Quickstartのページを見れば使い方が掲載されています。
公式ドキュメントは英語ですが、英語が苦にならない方であれば、
書籍を購入する必要もなくなりますし、
一次情報でもあるのでこちらを読んでおく方が良いでしょう。
まとめ
今回は、foliumというライブラリを使って東京駅周辺の地図を表示してみました。
他にも、Pythonでは大量のデータをグラフによって視覚化することもできます。
様々なことを実現できるようになり、行く行くは自分でサービスを開発したいですね。
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