前回に引き続き、AWSクラウドプラクティショナーの勉強をしていきます。
AWSのテクノロジー
- AWSはリージョンと呼ばれる地域と、リージョン内のアベイラビリティゾーンと呼ばれるデータセンターの集合体がある
- 1つのリージョンにつき2つ以上のアベイラビリティゾーンがある
- 複数のリージョンにシステムを構築して災害時のダウンタイムを小さくするマルチサイトアクティブ-アクティブという構成も可能
- リージョンの選択には条件がある:その地域の法律・システムを所有する企業のガバナンス要件を満たすか、ユーザやデータに近いか、必要なサービスがあるか、コスト効率が良いか
- アベイラビリティゾーン(AZ)はデータセンターで障害が発生しても問題ないように地理的に離れた場所にある
- この構成は「すべてのものはいつ壊れてもおかしくない」という「Design for Failure」の考えが根底にある
- 同じリージョン内ではプライベート光ファイバーネットワークで繋がっており、低レイテンシを実現している
- リージョンとは異なる場所(人口密度の高い都市)にエッジロケーションがある
- 低レイテンシなコンテンツ配信・DNSクエリの実現を目的にしている
- DNSサービスであるAmazon Route 53がある
- CDNサービスであるAmazon CloudFrontがある
- この2つはAWS Shield Standard(DDoS攻撃からの保護サービス)の対象
- AWS Local Zones(エンドユーザに地理的により近い)、AWS Wavelength(アプリに10m秒未満のレイテンシを実現)、AWS Outposts(オンプレ施設でAWSサービスの利用)なども利用可能
メモ
2019年の8月下旬にAWSの東京リージョンで障害が発生しました。
単一のアベイラビリティゾーンで冷却システムが正常に稼働せず、温度上昇によりサーバの電源が停止してしまったことが原因と報告されています。
この時、ネット上では大きな話題となっていました。
複数のアベイラビリティゾーンを利用していれば障害発生による影響は回避できたとのことでしたが、
それでも影響を受けてしまったサービスが多かったということは、単一のAZのみを利用している企業も多かったということなのでしょう。
金融業のように停止してしまうと大きな影響があるサービスもあれば、停止してしまっても生活には困らないサービスもあるでしょうから、
障害発生時の影響の大きさと費用を検討した上で利用する必要がありそうです。
この時にインフラエンジニアは大変だっただろうと思います。
参考書籍
学習にあたり、以下の書籍を使用しています。
実際に受験する際には、より詳しい内容を読むことができるので購入をお勧めします。
こちらはテキストです。サービス体系や試験の内容が変わっている可能性が高いので、
これに加えてAmazonが無料で提供するWebの学習コンテンツにも触れておくと合格率が高まります。
こちらは模擬問題集です。試験2回分の問題良があります。
やはり実際の問題形式に触れることができるという点でメリットは大きいです。
こちらも試験内容が更新されている可能性が高いので、やはりWebの学習コンテンツを利用した方が良いと思われます。
また、模擬問題集はKindle Unlimitedの対象です。
こちらに登録することで模擬問題集を無料でダウンロードすることができます。
月額1000円必要ですが、月に2冊も読めば十分元は取れるでしょう。
この機会に読書を習慣づけることも兼ねて利用をお勧めします。
次回はコンピューティングサービス
次回の記事はAWSのコンピューティングサービスについてです。
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