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【TOEIC初心者向け】初めて・久しぶりの受験で730点獲得するための記事

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この記事では初めてTOEICを受ける方、久しぶりに受験する方、730点を目指す方に向けて書いたものです。私自身のスコアは770点です。特段高得点ではないので、本格的に高得点を目指すのではなく、受験回数が多くない方が得点をアップさせるための第一ステップという位置づけで書き残します。今後受験する方にとって少しでも有益な情報を残すことができれば良いなと思います。

受験履歴

大学生の頃に何度か受けて595点、2022年の5月に受けて495点、2022年の7月に受けて770点でした。仕事で英語は使わない。苦手意識はないものの得意でもないという感じです。

受験目的は社内評価です。定量的な評価項目の1つだったので受験することにしました。

各パートの攻略と受験・勉強していて感じたことをお伝えします。

リスニング

インストラクション

リスニングはPart1からPart4までありますが、4つ全てのPartの冒頭で、どのような問題が出題されるかというインストラクションが流れます。

それぞれ20秒前後でそれほど長くはないですが、毎回インストラクションで流れる内容は同じですし、得点をする上で聞き取る必要は全くありません。

このインストラクションが流れている間の時間を有効に活用しようというのが一般的に言われていることです。

一番多く目にする意見は問題や選択肢を先読みしようというものです。詳細は次の項目でお伝えしますが、まずは公式問題集のリスニングを聞き、各パートのインストラクションを聞いてみて、慣れておくことがとても大切です。

どれくらいの時間があるのか、その時間で自分が何をするのか、TOEICを解答する流れを事前に組み立てておくことで、間違いなく得点につながりやすくなります。

本番の試験を受けて実際の雰囲気を感じながらリスニングに慣れることもできますが、本番1回で8000円前後必要なので、3300円を出して公式問題集で数回繰り返し聞いて慣れておく方がお得だと思います。

先読みについて

リスニングの各パートの冒頭で流れるインストラクションの間に、解答につながることをしようと言うのが一般的な意見です。

その中でも、先読みをするという意見はとても多いです。具体的にはPart1の写真を全て目を通す。Part3,4の設問や解答の選択肢を事前に把握しておくなどです。

とても有用ですが、私はPart5の文法問題を解いていました。Part1は写真を意識して眺めるくらいのことしかできないのですが、それよりも発音できる単語を増やす方が得点につながります。

公式問題集8に収録されている問題で、Part1に噴水(fountain)という単語が出た記憶があります。確かに噴水自体は目に入っていましたが、この時はfountainという単語を知らず得点できませんでした。それならば、一生懸命写真を見るよりも、語彙を増やし、発音を知ることの方が重要だと考えています。

Part2は設問や解答の選択肢がないので対策のしようがありません。

Part3、Part4は設問や解答の選択肢を先読みすることはできます。あらかじめ選択肢などを頭に入れておくことで、多少聞き取りの精度が向上する印象があります。また、各問題で一貫した会話の流れやストーリーがあるので、時間をかけて吟味することで、事前に自然な流れとなるような解答に目星をつけておくことはできるかもしれません。

一方で、全ての問題の設問と解答の選択を覚えておくことは不可能です。また、各問題の選択肢が3,4つある中で誤った選択肢は2つ以上存在します。余計な情報が入ってきて逆に混乱してしまうことが多かったので、最終的にインストラクションの間はリスニングの先読みではなく、Part5の文法問題をサッと解いていく方が解答を勧められるという結論になりました。

ただし、Part3,4については、1つの会話につき3問出題されるので、できる限り早く解き、次の問題の設問と選択肢を先読みするということはしていました。

Part1

写真が掲載されています。話者が話した内容と、最も写真の内容と一致するものを選びます。

前の項目でもお伝えした通り、写真をしっかりと見ておくことで、読み上げられそうな内容を事前に予想することはできます。

例:箱が置かれている。ものが立てかけられている。人が歩いている。棚に手を伸ばしている。ものを拾うためにかがんでいる等々・・・

ただし、ここに時間をどれだけかけて、写真に写った内容を把握したとしても、話者が読み上げる内容に知らない単語が混じっているとどうしようもなく間違えてしまいます。

そのため、ここでは先読みをするというよりは、とにかく語彙を増やすことに集中したほうが良いと考えています。具体的には最後に紹介している金のフレーズで単語を知ることと、YouTubeの動画で単語とその発音を聞いていました。複数の動画を見ましたが、ある程度出てくる単語は共通しています。TOEICに特有の単語やよく用いられる単語に傾向があるので、どの単語集や動画も内容が共通する部分は出てきます。

2倍速で聞けば、1時間の動画でも30分で聞くことができます。最初は発音をよく知らないので、巻き戻しを多用して発音できるようになるまで繰り返し聞いた方が良いですが、たった一回でも通して聴き、完璧でなくても意味と発音を聞いたことがある状態にすれば、後は聞き流しの状態でも良いと思います。思い出せない単語やうまく聞き取れなかった単語だけは巻き戻してもう一度聞き、だんだんと巻き戻さなくても良くなるように聞いていました。寝る前に30分ほどかけて、数日に1度でも行っていると語彙は鍛えられると思います。

話者に関するメモ

TOEICでは米国、英国、オーストラリア、カナダ出身の男女の話者がいます。(過不足があるかもしれません)

話者によって読み方や発音に特徴があります。この特徴は出身国によるものなのか、話者特有のものなのかはわかりませんが、聞き慣れておくことが大切です。

個人的には、英国女性が一番聞き取りが難しいと感じました。

公式問題集は本番と同じ方が話すので非常に有用です。

リーディング

Part5

文法や語彙に関する問題が30問ほど出題されます。各問題で1~2行の穴あき文章が記載されており、空所に埋めるべき適切な語句を選択肢から選びます。

Part5で大切なこととしてよく耳にするのは、できる限り時間の消耗を抑えるということです。そのためには、解答する上で悩んだり迷ったりする時間をなくし、文章を見て答えがわかった時点でマークする。もしくは解答がわからなければ次の問題にすぐ移るという2つになります。

他のPartと比べても、Part5は文法や語彙を知っているか知らないかが解答できるかに与える影響が多いと思います。文法問題を解いたり単語や熟語を身に着けておくなど、試験を受ける前にできる限りの準備をしたら、試験中にできることは迷わずに解いていくことしかできません。

Part5の1問も、それ以外のパートの1問も価値は同じです。仮に、数分かえて正解できるPart5の問題があったとします。この問題に十分な検討時間を取らずに間違えたとしても、その数分間を使ってPart7の文章を読み切ることができれば、2問解答できる可能性があります。

Part7の問題は、最後の方になるとトリプルパッセージ(3つの文章の組み合わせで1題5問の構成)になり、解答するためには複数の箇所を読み比べて検討する問題ももちろんありますが、それは5問のうち1,2問で、残りの3問は文章を読むことさえできれば比較的やさしい問題も多いです。

Part5では正解できるかの根拠は自分の頭の中にある知識によりますが、Part7では正解の根拠は文章中にあるので、どちらに時間をかける価値があるかと言えばPart7になると考えています。

対策の方法は、後の項目で紹介している1000問収録の文法問題集です。文法問題の解き方に加えて、30問ほどを10分でスピーディーに解ききる癖がつくような問題構成の工夫があります。

また、上記の文法問題を解く前に、先にお勧めの動画の項目で紹介している文法の動画を見ることをオススメします。どれも動画時間はとても長いですが、これらの内容を一度でも見ていれば文法が定着しやすいと思います。

個人的な考えですが、リスニングセクションではPart1~Part4のそれぞれにイントロダクションがありますが、私はこの間にPart5の問題を5,6問解くようにしていました。リスニング問題の先読みをするべきという意見も多いですが、先読みして設問や選択肢の内容を把握しておくのは意外と大変なので、イントロダクションが流れる短い時間の中で着実に解答を勧められるPart5を解いていました。

お勧めの動画

仕事終わりにテキストで勉強して疲れた日の寝る前や、初めから勉強する気が起きない日はYouTubeを見ていました。

動画教材は侮れないです。むしろ単語の発音などが勉強できて得点につながったと思います。

この項目では、私が見ていた動画を紹介します。

単語

【TOEIC】英単語を覚えて700点超えのスコアをゲット【聞き流し・睡眠用BGMにも】 – YouTube

単語はいくつかの動画を見たと思います。まずは700点の単語を見ました。2倍速で聞くと1回22分で通せるので、1日1回寝る前に聞いていました。

【TOEIC】800点超えの英単語【聞き流し・睡眠用BGM】 – YouTube

続いてこちらです。1つ目の動画と同じ投稿者です。こちらも2倍速で聞いて25分くらいの動画です。

動画の作りとして良いなと思うのは、前半と後半に分かれているのですが、前後半で扱う単語は同じですが、読み上げの順番を、日本語>英語、英語>日本語というように変えていることです。

1動画内でも、あぁこの単語さっき出たなという感覚を何度も感じることができました。前も聞いた、さっきも見たというようなデジャヴ的な感覚をつかむと、物事を覚えやすいという印象があります。視聴回数は一番多いと思います。

【TOEIC】990点までカバーできる英単語【聞き流し・睡眠用BGM】 – YouTube

続いてこちらです。2つ目までの動画とまたも同じ投稿者です。2倍速で聞いて15分です。990までカバーできる単語なんて知らなくても良いのでは?とも思いますが、単語が700点レベルに分類されていても知らなければ得点できないですし、逆に990点レベルに分類されていようが、知っていれば得点できます。どの単語が出題されるのかわからないので、レベルに関係なく広く勉強しておくのが良いと思います。

文法

【たった1動画で全てがわかる】英文法完全攻略【永久保存版】 – YouTube

Part5,6,7の得点力向上につながります。文法を知ることで、文構造を意識しながら文章を読むことができます。特にPart5では文構造を把握することでかなり解答しやすくなる問題もあると思いますし、Part6も長文ではあるものの文法問題なども交じっていたりします。

また、Part7はひたすら長文を読んでいきますが、単に文章の意味だけを意識して読んでいくよりも、文構造を意識しながら読み進めることでわかりやすくなります。

ただ、意味を理解しながら文構造も意識するということを両立しながら英文を読むのはとても大変で、正直1回の受験を通して最後まで両立して読み進めることはできませんでした。ですが、これができるようになれば高得点を狙えるのではないかと考えています。

上記の動画はなんと1つの動画で4時間も視聴時間があるのですが、2倍速で数日間かけて聞いていきました。たしか、途中でわりとドン引きするような学習エピソードがあったと思いますが、それだけ力を入れて勉強したのなら900点とるのも納得できました。

後の項目で文法問題を攻略するためのテキストを紹介していますが、先に動画を見ておくことでがすんなり入ってきたように思います。もちろん動画を先に見なければならないというわけではないですが。

【超有料級】この動画1本で英文法基礎を完全攻略 – YouTube

ちなみに、こちらの動画も視聴して文法を復習しました。

こちらも2時間弱あるとても長い動画ですが、1つ目の動画を見た後、忘れたころに見直すと定着しやすいかと思います。いろいろな動画に浮気するよりも一つの教材を繰り返した方が良いという意見も当然ありますが、それぞれの良さは当然にあるので、いろいろな教材に当たってみる方が良いかとお澪ます。

 

 

考え方・勉強法

【TOEIC満点が伝授】2ヶ月で900点を超える勉強法! – YouTube

基礎はやっぱり大事だということと、モチベーションアップにつながります。私は900点などはるか及ばず、遠くにある世界でしたが、数日間勉強していない日などはこの動画を見て、その次に単語の聞き流しなどを行っていました。

動画内の主張として印象に残っていることは、語彙を上げること、文法を学ぶこと、TOEICに特有の単語や問題形式に慣れること、本来の英語力を向上させたうえでTOEICの対策をすることで点数が大きくアップするということでした。

繰り返しますが、とてもモチベーションアップにつながりました。そのままの勢いで単語の勉強などにつなげやすいと思います。

テキスト

お勧めの書籍

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

単語帳が得点につながるのは主にリスニングとPart7だと思います。得点を上げるには語彙力を上げることが前提という意見が多いです。主観的ですが、金フレに収録されている単語が一番多く見かけた印象があります。単語帳は3冊程度しか使用していませんが、どれをお勧めするかと言えばこの本です。

Twitterで「TOEICの世界では道路は封鎖されるし、ビルは工事があるし、橋は修復される。」といったネタがバズっていることがありますが、TOEICの出題傾向に関する特徴やネタのようなものが良く記載されています。重要度は高くありませんが、時間があれば読んでおくと意外と有用だと思います。

本格的に高得点を狙うわけでなければ、見出し語のみを覚えるだけで十分です。類義語や対義語、備考なども読むと周回に時間がかかります。

730点、860点、990点とスコアでカテゴリ分けされていますが、見出し語についてはスコアに関係なく最後まで読み通した方が良いです。

最後に、各章の間に「Supplement」という題で補足が数ページあるのですが、ここはPart5,6の得点にもつながるので飛ばさずに読んでおきたい部分です。

見出し語と章ごとの補足に絞って周回するのが基本的な使い方だと思います。

3週間で攻略TOEIC(C)L&Rテスト730点!

2か月で解くという別の版もあるのですが、こちらを購入しました。この本で鍛えることができるのはTOEICの解き方です。TOEIC初心者に限り、全てのパートの得点力アップにつながります。

Part2では最初の1語、特に疑問視(5W1H)の聞き分けが重要ということであったり、非常に問題数が多いため時間配分をどうすべきか、各パートの対策などなど、解答する上で知っておくと得点につながりやすい考え方が多数掲載されています。

実際に仕事でつかえるような英語力を向上させるという目的にはそぐわない印象ですが、TOEICの点数を向上させることに関してはかなり良い本です。

以前のスコアが600点に達していなくても問題ないです。難しすぎて進められないということはありません。また、1日目、2日目・・・という章立てなのですが、1日ごとの分量はそれほど多くないので帰宅後30分程度の時間を取ることができればわりとあっさり進めることもできます。

できれば2周したかったのですが、1周した上でマーカーを付けていた部分を本番前に一部見返す程度しかできませんでした。それでも得点アップにつながったと思います。

公式問題集

公式問題集は試験に慣れるという点で役に立ちます。具体的には2時間で200問を解くための集中力の強化と維持、リスニングでの話者ごとによる発音への慣れ、問題構成と各パートの問題数の把握、イントロダクションでの時間の使い方、解答の時間配分などです。

3,300円と地味に高いですが、その値段を補って余りある効果があります。本番の試験を繰り返し受けて慣れるという方法もありますが、1冊でTOEIC試験2回分の問題が収録されているので格安です。

公式問題集という題がつけられているだけあって、問題構成、問題数、話者等が本番と同じになっています。私は問題集の5~8を購入したのですが、7月の試験前に実際に解けたのは7と8の2冊だけでした。もったいないので、順番に購入されることをお勧めします。

使用方法は、①問題を解く、②○×に関わらず解説を見ながら復習する。③周回するという3点です。①のみ行った場合は現在の得点力がわかります。②は弱点の把握とその対策による得点力の向上ができます。③は知識の定着と試験への慣れにつながります。

②は相当時間がかかります。面倒ですし面白くもなく、復習していて苦しいので嫌になりますが、得点力アップには非常に大切です。③は一度解いたのにやる意味あるのかという疑問があるかもしれませんが、試験1週間前などは毎日1回解くことができれば、本番でかなりスムーズに解くことができます。難しければリスニング(45分)だけでも解いておくべきです。

 

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

この本はPart5,Part6の得点力アップにつながります。また、Part5,6の解答スピードをかなり高めることができます。

TOEICに慣れていない間は、特にPart5,6で無用に悩んでしまうことでPart7の最後が解ききれないという現象が起こります。本当によく起こります。Part7の最後の方は文章を読むことさえできれば楽に解答できる問題もそこそこあるのに、Part5,6で迷って時間を使いすぎてしまったせいでPart7の最後は色塗り大会と化してしまうのです。

雑に言えばPart5,6は知っていれば答えられますし、知らなければ答えられないので、答えがわからなければ迷わず切り捨てて次に行くのが良いです。知っていることを増やして解答できる問題を増やすためにこの本を使います。

1000問収録されています。700問目くらいまでは普通に問題集として進めていき、残りは10回分程度で30問程度を10分で解く模擬練習を行います。

Part5,6は主に文法を扱っていますが、品詞、動詞といった問題分類によって章立てされており、各章ごとに解答手順が解説されています。この手順に慣れるために問題を進め、最後の模擬練習で手際よく解答する癖を付けることができます。

本番でもたしかPart5は30問だったと思いますが、終盤の模擬練習も本番に寄せた作りにしていると思われます。

使用方法は1周するのみです。本番前には各章初めに記載されている解答手順を軽く読み返すことができればさらに良く、周回することができれば理想的です。

 

 

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