Djangoのプロジェクトを作成する
この記事ではDjangoのプロジェクトを作成する手順をまとめる。
プロジェクトはブログアプリを作成するという想定で進めていく。
デスクトップにBlogというフォルダを作り、その中で仮想環境を起動し、Djangoをインストール。
その後Djangoプロジェクトを作成するまでの手順を記載する。
現在のディレクトリ構成は以下の通り。まだデスクトップ上にBlogディレクトリ(フォルダ)を作成しただけの状態
ディレクトリ構成
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デスクトップ └Blog |
仮想環境でDjangoプロジェクトを作成する手順
仮想環境を作成
~デスクトップ/Blog/
1 |
python -m venv env_blog |
デスクトップ上でターミナル(コマンドプロンプト)を開き、venvを用いて仮想環境を作る。
「env_blog」は仮想環境の名前。
※今回はデスクトップにしているが、実際にはどのディレクトリ(フォルダ)でもOK
仮想環境を作ることで、その中でDjangoやPythonの各種ライブラリをインストールしてバージョン管理ができる。
プロジェクトによってインストールされているバージョンが異なるので、プロジェクトごとの環境を再現するために使用される。
仮想環境の作成によってディレクトリ構成は以下の通りになる。
ディレクトリ構成
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デスクトップ └Blog └env_blog ├Include ├Lib ├Scripts │ ├activate.bat │ ├・・・ │ └・・・ └pyvenv.cfg |
仮想環境を起動
~デスクトップ/Blog/env_blog/Scripts/
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activate #先頭に(env_blog)が表示されていれば起動成功 (env_blog) |
1つ前の手順でBlogディレクトリ(フォルダ)の中で仮想環境を作成したが、その際に指定した仮想環境名でディレクトリ(フォルダ)が作成されている。
今回は「env_blog」という名前を指定したので、「env_blog」ディレクトリが作成されている。
その中のScriptsフォルダ内でactivate.batを実行することで仮想環境を起動することができる。
activateコマンドの実行後、ターミナル(コマンドプロンプト)で(仮想環境名)が表示されていれば起動できている。
Djangoのインストール
~デスクトップ/Blog/env_blog/Scripts/
1 |
(env_blog) pip install django |
仮想環境が起動できたらpip install djangoで仮想環境内にDjangoをインストールする。
Djangoのバージョンを確認
~デスクトップ/Blog/env_blog/Scripts/
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#pythonを起動 (env_blog) python #djangoをインポート >>>import django #Djangoのバージョンを確認 >>>django.get_version() #'4.2.7' |
仮想環境起動後、Djangoのバージョン確認を行う。
Pythonを起動し、Djangoをインポートして、django.get_version()を実行する。
正常にインストールされていれば、Djangoのバージョンが表示される。
Blogディレクトリに戻ってDjangoプロジェクトを作成
次にBlogディレクトリに戻ってDjangoプロジェクトを作成する。
現在はScriptsディレクトリにいるので、まずは「cd .. 」コマンドでBlogディレクトリへ戻る。
~デスクトップ/Blog/env_blog/Scripts/
1 |
(env_blog) cd .. |
Scriptsディレクトリから「env_blog」ディレクトリへ戻る。
~デスクトップ/Blog/env_blog/
1 |
(env_blog) cd .. |
「env_blog」ディレクトリからBlogディレクトリへ戻る。
※「env_blog」は仮想環境作成時に指定した名前。
~デスクトップ/Blog/
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django-admin startproject config . #以下の django-admin startproject Blog |
上記の2回の「cd .. 」コマンドによってBlogディレクトリに戻ることができた。
続いて以下のコマンドによって、Blogディレクトリにconfigディレクトリを作成する。
「django-admin startproject config . 」
最後の「 . 」があることで、今のBlogディレクトリにconfigフォルダを作成することを指示している。これにより、ディレクトリ構成は以下のようになる。
ディレクトリ構成 ※一部省略
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デスクトップ └Blog ├config ├env_blog └manage.py |
ここからは余談。テキストによっては「 . 」がない場合もある。その場合Blogディレクトリ内にconfigディレクトリが作成され、さらにその中にconfigディレクトリが作成されてしまいややこしくなる。
「 . 」を付けなかった場合のディレクトリ構成
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デスクトップ └Blog ├config │ ├config │ └manage.py ├env_blog └manage.py |
余談ここまで。
今回は前者の「 . 」をつける方で進める。
また、このmanage.pyがあるディレクトリをルートディレクトリと今後呼ぶことにする。
ディレクトリ構成
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デスクトップ └Blog ├config ├env_blog └manage.py |
ここまででDjangoプロジェクトの作成が完了。
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