Excel VBAの試験は本当に役に立つのか?合格者が考える

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Excelのマクロを使いこなすことができれば業務効率化につながると言われています。

データの入力・集計などで数時間も取られるような単純作業が、

マクロを組んで作業を自動化することで、たった5分で終わらせることができるようになった。

そんなことも珍しいことではありません。

そういった話を聞いたからこそ、

Excel VBAの試験を受けてみようかと思い立った方もいるのではないでしょうか?

しかし、Excel VBAの試験を受験して、本当に役に立つのか?

実際の業務で活かすことができるのか?

そう疑問に感じている方も中にはいるかもしれません。

受験にかかる費用も1万円を超えるなど決して安い費用ではありません。

やらなければならないことが他にも数多くある中で、

意味のないことや時間効率の悪いことをするわけにはいきません。

Excel VBAの試験が本当に役に立つのか?

Excel VBAベーシック、スタンダードの両方に合格した者の視点から考えてみます。

この記事を読むことで、試験を受けるかどうかの判断材料になれば幸いです。

筆者の試験の受験状況

まずは、この記事を書いている私のExcel VBA試験の受験状況を書きます。

Excel VBAベーシックは2019年の春に受験して合格。

Excel VBAスタンダードは2020年の1月に受験して合格しました。

ベーシックは勤め先の企業での指示により受験しましたが、

それだけではマクロを組むには知識や経験が不足していると感じ、

Excel VBAスタンダードを改めて受験しました。

両方の試験に合格した今、改めて試験がどのように役に立っているのか?

もしくは役に立っていないのかを考えます。

試験に合格するとできるようになること

試験に合格してできるようになったことをここでまとめます。

  • 他者が書いたマクロをある程度読むことができる
  • わからない点とわかる部分を切り分けて読むことができる
  • わからない点は自分で調べられる
  • 範囲指定など簡単な修正ならできる

このようになります。

実際に受験後に社内のマクロに触れて感じたことですが、

他者が書いたマクロをある程度読むことができるようになりました。

また、どのように動作するかということもある程度わかります。

わからない部分もありますが、どこが理解できてどこが理解できないかはわかります。

試験を受験する前は、マクロなど全く触れたこともなかったので、

「わからないところがわからない。」という状態で手を付けられなかったでしょうが、

試験に合格してから読めば、わからない場所を切り分けることができ、

自力で調べながら動作を理解するという段階までは進むことができるようになります。

そして、範囲指定などの簡単な修正なら自力で行うことができます。

マクロを組むことはできない

前の項目で、試験に合格したことでできるようになったことをまとめました。

こちらでは、合格してもできないことをまとめます。

結論から書くと、自分で一からマクロを組むことはできません。

もちろん、実際にしようすることを見越して試験勉強をしている時から自分でマクロを組んでみたりした方はそうではありません。

しかし、試験に合格するためには必ずしもマクロを組まなければならないというわけではなく、

問題集を解いて慣れておけば合格することができます。

試験の内容も一から組んでいくのではなく、

すでにある程度記載されているコードの1行を穴埋めしたり、

間違いを修正したりといった内容です。

そのため、実際にマクロを組むという経験を積むことはできません。

よって試験合格しただけでは、マクロを自分で組むことができない状態にあります。

かといって、受験することが無駄だというわけではありません。

受験前には全く手が出なかったマクロも、

合格してから取り組んでみればある程度動きを理解することができます。

使いこなすには実際にマクロを組んでいくことが必要

試験に合格しただけではマクロを自分で一から組むことは難しいです。

では、実際に組めるようになるにはどうすれば良いか?

1つの方法として、普段使用しているExcelでの作業を

一工程ずつマクロにしてみる方法があります。

Excelでの作業は何段階かに切り分けることができます。

普段行っている業務を一工程ごとに切り分けてみた結果、

例えば次のような作業の内訳になっていたとします。

  • データのインポート(入力)
  • 重複の削除
  • 集計用のシートにコピーペースト
  • 誤りがないかの確認

これと同様の動作をするマクロを一度に作ろうとすると、

時間がかかる上に難しいです。

しかし、4つの工程のうち、

1つずつ順番にマクロ化していくのであれば

そこまで難しいことではありません。

いろいろといじっているうちにファイルが壊れてしまうと、

業務を進められず、困ったことになるので、

マクロ化用にファイルをコピーしたうえで、

一工程ずつコードを組み、動作確認を都度行う。

正常に動作したらそれを本番の作業に使用する。

このような流れで一工程ずつ自動化していくことで、

完全な自動化までに時間はかかるものの、

少しずつ経験を積み、自動化を進めることができます。

これを繰り返していけば、マクロを使いこなすことができるようになるでしょう。

この記事を書いている私自身も、

現在この方法で少しずつ経験を積んでいる段階です。

まとめ

以上の内容をまとめます。

Excel VBA試験に合格すると、ある程度マクロを読むことができ、

自力で調べながら学習し、簡単な修正ならできるようになります。

しかし、一からマクロを組むことは難しいです。

そのため、普段の業務で用いるExcelファイルを少しずつマクロ化していくことで経験を積むことができます。

試験を受験することなくマクロの経験を積むこともできますが、

受験してからマクロ化の練習をすることで効率が良くなります。

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