For Nextによる繰り返し処理について確認します。
書式
For Nextの書式はこのようになります。
For i = ? To ?
処理
Next
For Nextで繰り返し処理
1 2 3 4 5 6 |
Sub Test1() Dim i As Long For i = 1 To 5 処理 Next End Sub |
For Nextステートメントを使うときはこのような記述になります。
上述の例で言えば、1から5まで5回繰り返し処理を行います。
例:繰り返し文字を入力する
1 2 3 4 5 6 |
Sub Test2() Dim i As Long For i=1 To 3 Cells(i,1).Value ="Test" Next End Sub |
A1、A2、A3の3つのセルに「Test」という文字列が入力されます。
入力するセルにiを使っていますが、iは一度処理を終えるごとに1つ数値が大きくなります。
そのため、文字列が入力されるセルも(1,1) (2,2) (3,1)と順に変化していきます。
For Nextで逆順に繰り返し処理
1 2 3 4 5 |
Sub Test3() For i=5 To 1 Step -1 処理 Next End Sub |
このように記載すると、5から1まで、iの数値が減少しながら繰り返し処理を行うことができます。
ある条件を満たす行・列を削除するときなどに重宝します。
まとめ
繰り返し処理は条件分岐と並んで基本的かつ必須の処理です。
中でもFor Nextはシンプルで覚えやすいですが、使うことができれば、組むことができるマクロの幅が一気に広がります。
ぜひ使いこなせるようになりましょう。
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