オデッセイテスティングセンターでExcel VBA スタンダードを受検してきました。
Excel VBA スタンダードの試験はその場で採点され、合否を確認することができます。結果は700点で基準点ちょうどで何とか合格でした。
ギリギリの点数で合格だったので、身についたかといえば微妙なラインです。業務で実践的に使えるかと言うとかなり厳しいです。これからも勉強が必要でしょう。
反省点や試験合格後の活用方法も含めて、今回の試験と受検した感じたことについて簡単にまとめておきます。
試験概要(問題の形式など)と対策
テストセンターでパソコンを使って解答し、40問用意されている問題を50分の制限時間で解く試験になっています。
問題の形式はほとんどが穴埋め問題でした。
具体的な問題の例として、コードとエクセルのサンプルシートが記載されており、実行した場合の結果は何かを答える問題がありました。
他には、コードの一部が空白になっており、エラーが発生することなく実行するためには適切な内容を記述する問題もありました。
一部、4つの選択肢から正解を選ぶ形式の問題や、エラーの原因となる箇所を選ぶという問題もありましたが、全体として穴埋め問題が大部分を占めています。
白抜きのコードを穴埋めする問題では、自分自身で記述するため、ステートメント、関数、プロパティなど、公式テキストに掲載されているサンプルコードはしっかり理解しておく必要があると思います。
公式テキストを2周読み、付属の模擬問題を解いた上で受検したものの、
VBAでマクロを組んだ経験のない自分にとっては馴染みがなく、覚えていない部分が多かったので、合っているのか自信のないまま回答した問題も多かったです。
今後、この試験を受験する方がおられるとしたら、各章のサンプルコードについて最低限理解をしておき、必要なときに適切なプロパティや関数などを使うことができるようにしておく必要があると伝えたいです。
しかし、VBAをほとんど用いたことがない自分でも受かることができたので、
普段から業務中にマクロを組んだりしている場合は、それほど時間をかけなくとも十分に合格できるのではないでしょうか。
(すでにマクロを組むことができる人がこの試験を受ける意味はあまり無いかもしれません。)
試験に合格した後は実際に読み書きしてみましょう
試験に合格することと、業務でVBAを活用できることはまた別の話です。
合格後も、勉強して実際にVBAでマクロを組んでいく経験を積むことが必要です。
さらに一歩進んで、社内のマクロを管理された状態を目指すのが理想的だと考えています。
そもそもこの試験を受けようと考えた理由は、現在勤めている社内の野良マクロの多さにありました。
社内では複数のマクロを使っていますが、正常に動作しなくなることが時々起こります。
問い合わせを受けたところで、作成日、作成者、編集者などが誰なのか全く分からないのでどうしようもないことが多いので担当者もこちら側も困り果ててしまいます。
さらに問題をややこしくしているのは、同一の機能を提供するマクロを複数の部署で使っていることがあり、ある部署で少し改変を加えたマクロを他部署に送り、そのマクロに改変を加えてさらに別の部署に送る。というような状況になっていることです。
同じものなのに、微妙に中身が違うものがいくつも存在しており、もはやわけがわからなくなっています。
この状態を解消するために会社側も所管部署を定め、動作保証と不具合の発生時の対応も含めてマクロを一元的に管理をしようとしていますが、なかなかうまくいきません。
私自身はミドルバックの部署におり、たまにこういった問い合わせを受けることがありますし、自分自身の業務効率化も兼ねてマクロを管理できるようにしたいと考えています。
Excel VBA関連記事
資格を取るだけでなく、実際に活用してこそのVBAだと思います。
スタンダードの試験に合格したのであれば、もう何も憂うことなく実践に向けて動き出すことができます。おすすめはFor文とIF文からです。
コメント